いつのまにか自分の1部になった10キロのわがままな部分とサヨナラするために、ジム通いを始めました。
あがる息、加速する心拍数、滴る汗。きしむ関節と筋肉。きっつい運動開始時期をひさしぶりに味わっています。毎朝、起きるときは「いてててて」と唸っています、筋肉痛です。
新鮮だったのは ”あと1回の壁” の存在で、ずいぶん遠ざかっていました。
例えば、昨日できた10回で終えるか、11回に挑戦してみるか、さらにどこまでやるか!?というような自分との葛藤のことです。
運動をする人は運動する度に、次をやるか、やらないか、を自分で決める瞬間があるんですね。
ジムに行くかどうか、重りの重さをどうするか、何キロにするか、何時間にするか、etc.
運動している人に生命力がたぎるのは、フィジカルももちろんだけど、こうやって繰り返し壁を超えることでメンタルをも鍛えてられているからなのかも、と思いました。超え続けた壁は、例え小さいものでも自信につながっていくのかもしれません。
今の自分を変えたい、と始めた1つが運動ですが、これまでのところ私には効果絶大です。
”クソ”が口癖の残念な私ですが、体を動かしている間は、クソほど嫌いなあの野郎のことを頭の中から消すことができています。あと1回の自分の壁に全集中しています。運動してると苦しくて、頭空っぽで、ヘルシーな考え方が無理なくできるようです。運動後もすっきりと疲労していて、おどろおどろしいクソ野郎のことは思い出しません。最高なのが、その内わがままでないボディーを手に入れるのが、クソ野郎でなく壁を超えたこの私ってことです。
ストレスで自分らしさがどこかへいってしまっている方、苦しい時間を過ごしているなら、(病気などで止められてなければ)、運動で酸欠になってみませんか。私は超絶おすすめします。血液を全身を巡らせて、酸素を消費しまくって、心だけでなく、体でも苦しさを感じてみませんか。心と体の酸欠度合いの乖離が埋まるかもしれません。はじめの一歩は簡単ではないけれど、リフレインするクソ野郎どものあれやこれやが消える時間ができるかもしれません。生きている実感は頭ではなく体の方が得やすいと思います。
ええ、何だか偉そうに綴ってしまいました、すみません。語れる自分でないことは自分が一番知ってるんですが、つい。
さてさて、明日は、月曜日。クソほど消耗のはげしいお仕事の日です。何回ため息つくのかね、と想像してため息が出ます。しかし、ですよ。今日1回の壁をかろうじて超えることができた私なので、明日のため息の数を減らして見せましょう。おつかれさまでした。
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